ぼくにとってのアニメとは

宮崎駿

なのです。なぜ今これを発表したいかというと

アニメを見て育った今自分の総括としてまとめ今あるアニメーションに対し投げかけたいと思ったからである

今の作品に思想があるだろうか、今大ヒットしている「君の名は」新海誠監督作品

僕が思う新海作品とは違うものだった。今までの作品に込められていた作家性を

最大限に薄め、大衆に向け、自分の好きな部分を消して、今までなかった技術を最大限に伸ばしただけの作品に見えた。そして大ヒットした。

今流行るのは、ソシャゲをはじめ、片手間、簡単、分かりやすい、気持ちいいなど

考えなくてもいい、快感原則にのっとった作品ばかりではないだろうか。

宮崎駿高畑勲押井守、それぞれの作家性をもった作品がなくなっていき

思想を持った監督がいなくなった、つくれる時代はもう来ないのだと確信犯的に

今回の「君の名は」で感じてしまった。オタクにとってのアニメはもう来ないのだ。

萌えや日常系、見たら終わりのアニメになっていってしまうのだ。

大量消費時代の宿命なのだろうか。